なぜ、ビスポークを?
ビスポーク=オーダー
と、一言でまとめてもオーダーする理由やこだわりは人それぞれ。
“なぜビスポークを?” と題して
オーダーを決めた理由や仕様をはじめとしたこだわり、色々な想いをインタビュー形式に伺いご紹介。
少しでもビスポークをする時の参考になれば、と思います。
今回はお客様のSさん。
(過去の なぜ、ビスポークを?はコチラ)
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NNY:長くお付き合いのあるSさんですが、元々どのようにノーノーイエスを知ったのでしょうか?
S:元々レザーが好きで阪急百貨店のイベントでたまたま見かけて、そこからチェックしてたんですよね。そこからカードケースとかTシャツとかも買うようになって、大阪店ができて通うようになりました。
NNY:オーダーをしようと思ったきっかけや理由はなんでしたか??
S:やっぱり自分のサイズ感に合ったものが欲しいなと思ってたのでオーダーすることにしました。
既製服も着れるんですけど、もう少しウエスト絞りたいなとか、デザイン的にもあとちょっとこうだったらっていう部分が必ずあるんですよね。
そいういうのをオーダーでは自分の思い通りにできるし、こだわった自分だけのものが作りたいなと。
NNY:今回ステアハイド0.7mmをお選びいただきましたが、この革にした理由はなんでしたか??
S:一般的にレザーって固くて重いイメージがあったりもして、肩肘張ったり肩凝るようなのも嫌だったんですよね。
レザーは好きなんですけど詳しい訳ではなかったので、当時のスタッフさんと相談しながら、柔らかくて薄めで気軽に羽織れる、気を使わずに着られる革ならこれですねってことで、この革にしました。
NNY:左だけグラデーションにした袖が特徴的ですが、このカラーにした経緯を教えてください!
S:革の色に関しては、黒は既に持っていたのもあって、まずは今回は遊び心が合った方がいいなと思ってたんです。
最初は明るめの方がいいんかなて思って赤とかも考えたんですけど、どっちかっていうと寒色が好きだしなーとか相談しながらビスポークブックで今までのお仕立て事例を見てたら、同じように片腕だけグラデーションにしているジャケットを見て、私もこれやりたいってこれにしました。
NNY:シングルライダースの形を選んだ理由はなんでしたか?
S:シンプルでスッキリした感じが良かったんですよね。シルエット重視で極力ディティールは削ぎ落としました。
その分袖のグラデーションのアクセントも効きますよね
NNY:オーダーで悩んだところはありましたか?
S:んーー、そんなに悩んだ覚えはないんですよね。基本的には相談しながら客観的にアドバイスもらって決めていくっていう感じだったので。
自分が好きなものと似合うものっていうのも違うのかなとは思っているんですよね。ベリーダンスをやっているんですけど、衣装選びも自分の好きな色とか合うだろうなって思っていても、先生の目線でプロデュースしてもらったときには全然違う時があるんですよね。ジャケットをオーダーする時もサイズ感や丈感も客観的に見た時ってどうなんだろうって思ったので、アドバイスをもらって決めていきました。
NNY:ジャケットを受け取った時の印象はどうでしたか?
S:「感動」でしたね。仮縫いでフッティングした時もそうですけど、そこからもずっとワクワクしてて楽しみにしてて、完成を見たときには「おー!!!これかー!!!!」って。
グラデーションも本当に綺麗で、着心地も良くて感動でした。
NNY:お気に入りポイントはいかがでしょうか??
S:着ているうちに袖など、自分に合ったシワが刻まれていくのが良いですよね。
あとはサイジングですね。ジャストフィットで作ったので、街を歩いてる時にふとガラスや鏡に映った姿を見たときもラインが綺麗で「うん、イケてるなっ!」て気持ちが上がりますよね!
NNY:どのようなタイミングで着ることが多いですか?
S:普段土日が休みなので週末に外出する時とか、スタジオにいく時とかですね。
平日はスーツで全然遊べないので、土日は好きなものを着てって感じです。
季節的には秋口や春先はアウターとして着れるしジャストフィットで作ってる分、冬にはライダースの上からコート着たりできるんですよね。
NNY:お気に入りのスタイリングを教えてください!
S:デニムと合わせたり、レギンスと合わせたりが多いです。土日もダンスのスタジオに行くので、練習着のレギンスの上にNNYで作ってもらったラップスカートを巻いてスタジオに入って、パパッと着替えられるのが良いです。
NNY:これから初めてオーダーを検討してる人にアドバイスをお願いします!
S:依頼者と作り手さんの信頼関係が一番だと思います。
当時担当してくれた二人が、橋本さんのお話や、革の知識、オーダーの仕方、段階を説明して頂いて信頼できたからオーダーに至りました。
もし、お金払って、作って、終わり!なスタンスであれば信頼できなかったと思うんです。アフターケアやフォローも大事ですよね。
革を愛し、依頼者を愛し、ジャケットや依頼者のアフターフォローがあるからNo,No,Yes!に魅力を感じるのだと思います。
オーダーするなら、じっくりプランニングしてオーダーし、その過程も楽しんでこそ最高の1着になり得るのではないかと思います。
NNY:ありがとうございました!
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