こんにちは!
東京ラボラトリーの宮原です。
秋冬に向けてオーダージャケットを仕込み始めるには良い季節になってきましたね。
お仕立てまでの期間はオーダー内容によっても変わってきますが、
仮縫いを作成し、デザインとサイズ感をフィッティングチェックしてから本番用の革でお仕立てする場合、約2ヶ月半~3ヶ月くらいがお仕立て上がりの目安になります。
(コロナの影響で素材手配に時間を要する場合があり、もう少しお時間をいただく場合もございます)
とはいえまだまだ暑くて着ているイメージがつかない~。。。
という方もいらっしゃると思いますので、今回は裏メニューのオプションをご紹介したいと思います。
そう、こちら
部分的にクロコダイルレザーが使えるオプションメニュー。
こちらは1分に集約した映像ですが、クロコの腑(柄行き)のバランスを左右対称にバランス良く型入れするため何度もシミュレーションを繰り返し、裁断位置を決めています。
動画ではカットしているシーンが多くなっていますが、型入れをいかに美しく配置するかが肝。
実際、カットしている時間よりも、型紙をはめて配置決めをしている時間の方が遥かに長いのです。
ジャケット全体のバランスを測ることはもちろん、お客様一人一人の趣向、個性が活かされるよう心を込めて配置していきます。
クロコダイルといえば革の中でも高級品。
メゾンブランドでバッグや財布に使われていたり、
ご存知の通り“特別扱い”を受ける希少で高級な革。
1着全部にクロコダイルを使うには費用的にも見た目的にもハードルが高いものですが、
このように襟元やライダースの袖口のマチ部分にアクセントとして取り入れるだけで
存在感がぐっと増し、見るにも着るにも満足感が高まる事実。
↑以外の部分もぜひご相談くださいね。
“シングルライダースのフロントの左見返しだけ”
や
“ファスナーなしのポケットの内側にチラ見せ”
などなど。
そして最後にこちらをご紹介。
クロコダイルの包みボタン。
包みボタンにするためには0.4mmまで漉き、ボタンの土台をしなやかに包める薄さにする必要があります。
ラボラトリーにある革漉き機(革を薄くする機械)で慎重に薄くするのですが、
腑の凹凸があり元々厚さが均一ではないものなので、包める薄さまで漉くのがとても難しくて難しくて。
ギリギリの薄さまで責めるのですが、あと一歩、、というところで穴が空いてしまったり。。
扱いの難しいアイテムではありますが、ボタンとして完成した時も、1着として完成した時も、期待を裏切らないのがクロコダイルの凄さですね。
ボタンも是非ご相談くださいね!
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