・一人のお客様のささいな一言から全ては「始まり、繋がる」
始まりは2019年新春、No,No,Yes!をご愛顧頂いてるMr.Big Island氏(以後B氏)の一言
「海賊がつけているような革の巾着が欲しい、中にロマンあふれる」から始まった。
そこから幾度のBe Spokeを行いたくさんの散らばった妄想とロマンを語り合い「繋げる」
Mr.Bの要望は「タフネス」「ユーティリティー」それでいて一番大切な「ロマン」をテーマに提案していく。
・タフネス、ユーティリティー、そしてロマン
まず大事なのがロマン。
形は?素材は?一生モノ?仕立て方、縫製は?男のロマンをB氏とコレでもかと語り合った。
何もないところから生み出すNo,No,Yes!の真骨頂である。
<ロマンを追い求めるならやはり形や作りは唯一無二がいいと>
「じゃあ、無縫製で一枚革、No,No,Yes!が得意としている全て繋がったつくりにしよう」
<素材も普通じゃ面白くない>
「今じゃほとんどやってない燻煙なめしはどうだろうか?」
※燻煙なめし-一般的には鹿革を松葉や稲わらを燻した煙でなめす手法。
<素材としてのロマンはバッチリだが見た目にもパンチがほしい>
「ならばオーストリッチ、ダチョウの革はどうだろうか、オーストリッチであれば革の希少性や何より素材のインパクトも十分だ。」
当初イメージとして持ってきていただいた写真には紐部分にチャームが付いていてこれもアクセントとしては◎!
ちょうどデザイナー交えての話の中で盛り上がったその時デザイナーがつけていた隕石をあしらったシルバーのリングを気に入って頂き巾着の紐には特注の隕石をあしらったリングをプラス。
オーストリッチの無縫製一枚革で隕石チャームこれだけでよだれがジュルリな傑作の予感。
・次にタフネス、ユーティリティ。
そして重要なタフネスさとユーティリティ。
どんなサイズがいいだろうかいつもB氏が持ち歩くバッグのサイズなど腰に下げる持ち歩くことを考慮すると….
実際にサイズ感を見てもらうために練りに練ったサイズを実際の革で仮縫いとしお作り見てもらう。
「腰から下げたり斜めがけしたときのサイズ感、バッグとして使ったときある程度のものも入れれる…最高のサイズ感を導き出せた」
オーストリッチの素材も姫路花田クラシックな白アブラ鞣し、仕立て方からすると乱暴に扱わない限り100年はもつであろうタフネスさ。
・モノだけじゃないコト
ここまでで約1年かけゼロから組み立て繋げてきた。
この傑作をこの世に誕生させる前にこの巾着が愛され、そして100年、いやそれよりも先の未来にこの地球に存在し愛し続けていただけるよう祈願。
前半2枚はちょうど訪れていた姫路の世界遺産、姫路城にて祈願→そこからアトリエのある東京は明治神宮にてお清めをさせていただいた。
・そして全て繋がる
そして完成。
まさに予想していた通り分かる人には分かる傑作が誕生した。
一切糸を使用せず一枚の革のみで構成したそのシンプルながらも細部を見るとこだわり尽くされたフォルムと仕立てに感動した。
オーダーを受けた身からすると予想はしてたもののその予想を遥か斜め上をいき、B氏もお渡しの際は終始笑顔が絶えず心から喜んで頂けたのを感じ嬉しいのと共にホッとした。
そんなB氏にプレゼントとしてオーストレッグ(ダチョウの足の部分)を大胆に使ったポーチもお渡し。
これも2人して「ぐぅぅぅ〜」と唸るモノでした。
「愛用価値」にこそ本物の「価値」が宿り100年先も愛されるよう精進致します。
No,No,Yes!スタッフ一同。
※ウェア以外のオーダーに関しては内容、時期によってはお受けできない場合もございますのでご了承ください。
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No,No,Yes! Leather Tailor Tokyo
A : 渋谷区千駄ヶ谷3-2-8
T:03-3408-2706
M:tokyo@nonoyes.co.
営業時間15:15~19:19 定休日 : 月曜・火曜
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A:大阪市北区曽根崎新地1-5-4 岩伸スプレッドビル1F-C
T:06-6342-0128
M:osaka@nonoyes.co.jp
営業時間15:15~21:21 定休日:月曜・火曜
No,No,Yes! Himeji Salon
A : 姫路市本町68-170 3F-5
T:079-240-5760
M: himeji@nonoyes.com
営業時間15:15~19:19 定休日 : 月曜・火曜
銀座ノ所作
A : 東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座7F
T:03-3572-2320
営業時間11:00~21:00